ズタズタの道路
大きく削られた山肌
脱線した新幹線
ぺしゃんこの家屋

そして何より
疲れと苦悩を滲ませた被災者の方々

「水が欲しいです」
「おにぎりを食べた人はごくわずかです」

そんな映像を目の当たりにするだけで
胸が一杯になって感極まる自分がいる
これほどまでに自然災害の脅威をまざまざと見せつけられ
どうしてショックは隠しきれようか
自衛隊や県警などの各関係者たちの
ご苦労も察するに余りあるし
あらゆる『尊さ』を思い知らされる

なのに気づけば

暖かい部屋の中で
お菓子と食事をたらふく摂って
芯から温まるお湯に浸かって
報道番組をかじりつくようにして見ている自分がいるではないか

自分の思いは安っぽいエゴなのか?
偽善者の優越感=自己陶酔なのか?

思い返せば9月初旬
私の住む地域を震度5強の地震が襲った
あれは真夜中
きしむ我が家から着のみ着のまま飛び出して
ゆらゆら揺れる家と電線を呆然と見上げた
その後も余震はしばらく続き
家中の壁という壁にヒビが入った
何週間も音や揺れに敏感になって
なかなか熟睡できずに不安な毎日を過ごした
今もヒビ跡はそのままになっている

でもまだいい

家がある
水もある
電気も
ガスも

そして何よりも

あたたかな家族と命がある

こんなに恵まれた自分から
新潟の人達よ頑張ってください、なんて言えない
一つ言いたいことは

もうこれ以上被害が出ませんように…

ただ、それだけだ

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索